曹洞宗について

◆御本山
私達の宗旨は「曹洞宗(そうとうしゅう)」です。(禅宗とも言います)
「永平寺」えいへいじ/福井県吉田郡永平寺町 ご開山:道元禅師(どうげんぜんじ)
「總持寺」そうじじ/神奈川県横浜市鶴見区 ご開山:瑩山禅師(けいざんぜんじ)
両大本山として敬い奉っています。



 
◆御本尊
お釈迦さまをご本尊として仰ぎ奉っています。ご本尊様を「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」とお呼び申し上げお参りします。

◆歴 史
曹洞宗はお釈迦さまより歴代の祖師(そし)方によって相続されてきた正伝の仏法です。
日本に渡ってきたのは今から八百年ほど前の鎌倉時代であり、高祖道元禅師様が中国で如浄禅師様から伝えられた教えを我が国に伝えて、ゆるぎなき基礎をきずかれ、四代目の太祖瑩山禅師様が一層盛んになさいました。このお二方を両祖さまと申し上げ、ご本尊お釈迦様と共に一佛両祖(いちぶつりょうそ)として仰ぎます。

◆教義(教え)
私達(生きとし生けるもの)はすべて、仏(大宇宙)の命を頂いて生かされています。しかし現実には日常の煩悩に苦しみながら、迷いながら生きています。曹洞宗の教えを信じる者は、お釈迦様から代々受け継がれ道元禅師様により伝えられた教えによって、早く「気づく」ことを願い、それが日常の生活に生かされ活きていくことを誓うものです。 お釈迦様、道元禅師、瑩山禅師はじめ諸仏諸菩薩は私たちの生き方を示して下さる先輩です。それを仰ぎ拝むことはただ単に奉ることではありません。お釈迦様は困ったときに「私(お釈迦様自身)ならこうしますが、あなたならどうされますか?、こういう方法もあるのですよ」と教えておられるのです。つまり人生のお手本です。 私達はみな仏の子であり、生まれながらに仏心を具えています。しかし、それに気づかずに我がまま勝手の生活をして苦しみ悩みのもとをつくっています。ひとたび仏さまに懺悔(さんげ)し帰依(きえ )するならば、心が落ち着いておのずから生活が調えられて明るくなり、社会のお役に立つことを喜び、又、どんな苦難にも耐えて生き抜こうとする信念が生まれます。そこに生きがいと幸福とを発見するのが曹洞宗の教えです。

◆お 経
修証義、摩訶般若波羅蜜多心経、観音経、寿量品等の諸経典をお読みします。

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